Driver's Salon
 クルマを愛して止まない「彼ら」との対話。それがレーサー鹿島のドライバーズサロン。
茂木欣一(もてぎきんいち) 僕がスカパラのギアを決める!



フジロック事件!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :そういうクルマをお持ちですと、いろいろなエピソードがあると思うのですが、いかがですか?

茂木 :最近ちょっと大変なことになってきてしまって・・・。乗ってから、もう6年以上過ぎたんです。昨年の夏、スカパラはフジ・ロック・フェスティバルに出たんです。僕は会場の苗場までパンダで行ったんです。「おお、調子いいぞ〜」と思って、苗場の駐車場に到着して、決められた位置に止めようと思ってバックしようとした瞬間に、プスンと止まっちゃったんです。その時点でインジェクションの方が終わっちゃったらしくて、まったく何も言わなくなっちゃったんです。

鹿島 :インジェクション。ガソリンと空気を調整してくれる一番重要なところですよね。それがないと火が点かないですからね。

茂木 :まったく点かなくなっちゃったんですよ。それで、ずっと仲良くしている馴染みのお店の人に積載車を呼んでもらって・・・。

鹿島 :手配は東京からですか?

茂木 :そうですね。ハハハ。

鹿島 :それは思い切ってタクシーで行った方がよかったのでは? 費用的には安上がりで楽だったんじゃないかなって・・・。

茂木 :でもね、やっぱりパンダを愛する心はね、決して衰えることはなかったですね。キャブレターに替えてね。

鹿島 :あえてアナログな方向に。一言で言うと、インジェクションはコンピュータ。キャブレターはホントにアナログなメカニズム。

茂木 :そうです。暖めてから走り出すというものです。

鹿島 :はい。

茂木 :エンジンに関しては、いま絶好調なんです。それで年が明けて・・・今度は助手席の扉がね。ちょっと開けたら、ミシミシっていって、ガクンって落ちそうになっちゃったから、慌てて両手でガッと支えて。もう「いま僕、何も見なかったんだ〜」っていう思いでガシャって締め直して、そのまんまにしてロックして、いま修理中です。

鹿島 :うわあ、その見なかったことにして〜ってわかりますね。

茂木 :なんか、あるじゃないですか。部屋にいて、「あれ? いまゴキブリいたよな。いたけど、そうあってほしくないなあ。そうじゃないよな」という思いとともに、ちょっと忘れたいような気分というかね・・・それでも愛着は衰えないんですよ。

鹿島 :年式的にはけっこう古いクルマですか?

茂木 :'90年なんですよ。だから、走り出して13年ぐらいですかね。いま8万qを越えましたね。

鹿島 :じゃ、まだまだですね。これからもいけますね。






スカパラはクルマ大好き集団です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鹿島 :実は、スカパラのみなさんがどんなクルマに乗っているか、というリストを入手したんですよ。みなさん、ホントにクセのあるクルマ選びをされていますね。これを見るかぎり、クルマを好きな方が多いんでしょうね。

茂木 :テナーサックスのGAMOさんの黒のベンツ。これは20年くらい乗ってるんじゃないですか。すごくいいですよ。

鹿島 :20年くらいということは、もう相当ヴィンテージな感じですよね。

茂木 :ヴィンテージでしょうね。GAMOさんも買い替えを勧められた時期があったそうなんですよ。どうしようかなと思いつつも、「いや、オレはやっぱりコレだ!」という結論に達したみたいなんです。そのGAMOさんの黒いベンツを見ると、僕は「よし! 俺はフィアット・パンダをずっと乗り続けたい」という気持ちがさらに増しますね。

鹿島 :みなさんがおクルマで打ち合わせとか、ライブなどで一同に会したことはあるんですか?

茂木 :みんな、打ち合わせにはクルマで来ますよ。

鹿島 :駐車場がものすごい必要ですね。

茂木 :全然足らないですよ。人数が多いのに、みんなクルマでね。しかも最近、ギターの加藤君がついに免許取得ですよ。それで、さっそくガリガリやっちゃいましたね。ぜひ一度、加藤君にも会っていただきたいですね。クルマの運転もおもしろいですが、彼の生き様がおもしろくてしょうがない。トークひとつとっても、いまバンドで一番ノリノリですね。

鹿島 :いやいや、みなさんすごいですよ。茂木さんは、歌も唄えばドラムも叩く。器用ですよね。

茂木 :ハハハ。歌はホントに特別な体験でしたね。バンドの演奏が思いっきりバックアップしてくれるというのがあったからです。歌を録音するときも、プレッシャーというより、楽しめるなっていう気持ちの方が圧倒的に先行していましたからね。「うん、なんとかなる」っていう、まあ、クルマと一緒ですね。

鹿島 :はい。

茂木 :あっ、「ちょっと故障してきたけど、まあ、なんとかなる」かな。フフフ・・・なんとかならないときもあったんですけどね。でもね、歌録りのときも「なんとかなる」と思いましたね。スカパラのみんなと出会ってから、もうポジティブシンキングな気持ちがさらに増しました。みんな、すごい前向きな考え方をしている人たちだから、やっていて楽しいし、充実してますね。

鹿島 :ニューアルバム『HIGH NUMBERS』が発売中。

茂木 :これは、運転しながら聴くには最高です。楽しいアルバムができました。

鹿島 :楽しいお話をありがとうございます。来週は、親しい方をご紹介いただけるということですが、どなたを?

茂木 :クルマといえば、ウチのトランペットのNargoを!

鹿島 :来週は、スカパラのNargoさんをゲストにお迎えしてお送りいたします。茂木さん、また遊びにきてください。ありがとうございます。

茂木 :ありがとうございます。






今週のゲストは、クルマを愛してやまないアーティスト、
'90年のデビュー以来、常にスカシーンの頂点に君臨。
現在はドラマ「美女か野獣」の主題歌「銀河と迷路」がヒット中、
東京スカパラダイスオーケストラのリズム番長、茂木欣一さんでした。

ドライバーズサロン!
来週は、東京スカパラダイスオーケストラのトランペッター、
Nargoさんをお招きしてお送りいたします。
お楽しみに。



back page home